自分の病院をアピールするために広告を出すという方法があります。非常に効果的ですが、ただ闇雲にアピールしてもいいわけではありません。日本には医療広告ガイドラインがあるのです。
宣伝できる範囲はどこまでなのか
例えば新聞や雑誌などに掲載されていたことを広告の中に盛り込むことは可能なのかという点ですが、その内容がガイドラインや医療法を守っているものであるのなら新聞や雑誌などの広告として掲載することは可能とされています。
細かい話になりますが、例えば広告の中に病院長の挨拶やキャッチコピーを掲載することも問題にはなりません。例えば開院してから何年が経ったご挨拶とか、平日の昼間だけでなく夜間や休日の診察も可能なこともぜひPRしていきましょう。
インターネット上のバナー広告は利用できるのか
ネット上にたくさんある広告バナーは非常に効果的です。もちろんバナー広告は規制がありますが病院のバナー広告は大丈夫なのか気になります。
こちらは安心して利用してください。ガイドラインや医療法で許可された広告であれば、バナー広告をインターネット上に掲載することができます。リンクを貼るときにバナー広告を使えるので、例えば系列病院同士でお互いのホームページのバナーを貼ることも許されています。バナーは少し大きめにして、病院名のほかにも住所や電話番号、病院の外観の写真やイラストなどがあると見た人の印象に残りやすいようです。近くの駅から徒歩何分というのも掲載しておきましょう。
便利に使えるQRコードは広告に掲載可能なのか
QRコードとは模様のようなマークで、それを専用のスマホなどで撮影することでサイトにアクセスできるという便利なツールです。わざわざ検索したり、サイトのアドレスを入力する必要がないので楽なのですが、医療広告ガイドラインをクリアしてるのか気になります。
結論からいうと原則として広告とはみなさない、となっています。